政策

私は平成23年4月の市長選挙に立候補し、「吹田をチェンジ! 吹田を変えよう!」と訴えさせていただきました。市の財政状況に強い危機感を抱いていましたし、人口や経済など右肩下がりの今の時代には、市職員出身でない市長が新しい発想でまちづくりをリードしていくべきではないかとの思いがありました。そうして、市のあらゆる分野で改革が必要だ、変わらなければいけないと確信していたところです。

おかげをもちまして、選挙では多くの市民の皆様のご信託を頂戴し、第19代吹田市長に就任させていただきました。
私は、5月16日の初登庁の日に「財政非常事態宣言」をし、収入の範囲内で予算を組むという基本姿勢を鮮明に打ち出しました。それは、将来世代に過度な負担を押しつけないためにも、赤字を埋め合わせるための借金(臨時財政対策債)はせず、貯金(財政調整基金)の取り崩しもしないということです。
この宣言を背景に、それまでの市の施策を思い切って見直しました。人間で言えば、体脂肪を減らして筋肉質のしっかりした体にし、体重がリバウンドしない体質に変えなければならないと考えたのです。

そのため、まずは私と職員の給料をカットし、市民の皆様にも痛みの伴う改革をあえて断行しました。私が進めてきた「聖域なき改革」には、さまざまなご意見、ご批判があったことも事実です。けれども成果は着実にあがっています。市長就任時102.9%だった経常収支比率は96.4%までに改善し、今では、赤字を埋める借金や貯金の取り崩しもせずにすむようになりました。

去る9月26日、すでに赤字体質からの脱却を図ることができたと判断し、「財政非常事態宣言」を解除しました。しかしながら、改革はいまだ道半ば、まだまだ気を引き締めてかからなければいけません。改革を止めてはなりません。

市の人口は平成25年11月に初めて36万人を超え、今も少しずつ増えつつあります。吹田をさらに「元気で笑顔あふれるまち」にしていくため、私が今後、優先して取り組むべきと考える施策や重点事業をここにお示しします。

皆様方のご理解とご協力を賜り、引き続き、全力を傾注する決意です。

 2期目の重点施策~皆様とのお約束
【 改 革 】

私の任期1期目では、これまでの吹田市政では実現しなかった改革を成し遂げることができました。それもひとえに市民の皆様のご理解とご協力の賜物です。ここで改革を止めてはなりません。健全な財政基盤の確保・堅持に向け、引き続き取り組みます。

(1)健全で計画的な財政運営を進めるため、「財政規律条例」を制定します。

(2)引き続き、市長の給料を30%カットし、退職金を半額にします。職員給料についても市民理解の得られる適正な水準を保ちます。

(3)市議会議員の報酬を30%カットします。

(4)市直営施設の民間委託など、「官から民へ」の流れをさらに推し進めます。

(5)中核市をめざすとともに、真の地域主権確立に向け、新たな住民自治組織として「地域委員会」を立ち上げます。

【 こ ど も 】

(1)保育所待機児童ゼロをめざします。

(2)病児・病後児保育施設を増設します。

(3)幼稚園と保育所のよいところを一つにした認定こども園を整備します。

(4)こどもたちの学力向上をめざし、放課後授業を充実します。

(5)すべての小学校で1年生からの英語教育を行う「英語特区」に取り組みます。

(6)学童保育は、早期に全育成室で6年生まで受け入れます。

(7)こどもたちがもっと本に親しめるよう学校図書館を充実します。

(8)全小中学校に配備しているタブレットを増やし、授業を充実します。

(9)小中学校のトイレを改修し、こどもたちが気持ちよく利用できるようにします。

(10)虐待の早期発見やいじめ、不登校の早期解決を図ります。そのための支援体制を強化します。

(11)中学校給食を完全実施します。

(12)教育人事権を府から譲り受けます。教員の独自採用を行い、吹田のこどもたちのために頑張る人材を確保します。

【 障がい者 】

(1)「障がい者人権条例」を制定し、障がいのある人もない人も、共に安心して暮らせる社会の実現をめざします。

(2)作業所で働く障がい者が毎月5万円の収入を得られるよう支援します。

(3)「一般社団法人 吹田市障がい者の働く場事業団」と連携し、障がい者の雇用と授産所製品の販路拡大を促進します。

(4)医療的ケアを必要とする障がい者や、重度の行動障がい者が地域で安心して暮らせる「くらしの場」の建設を支援します。

(5)医療的ケアを必要とする重度障がい者の生活を支える通所施設「第2あいほうぷ」を整備します。

(6)障がい者のグループホームのスプリンクラー設置に対して助成します。

【 環 境 】

(1)環境への配慮をまちづくりの基本とし、市民・事業者との協働による「環境先進都市すいた」の実現をめざします。

(2)100年先を見据え、地域・家庭・学校が一体となった環境教育を促進します。

(3)再生可能エネルギーの導入など、低炭素社会の構築に向けた事業者の取組を支援します。

(4)リデュース(ごみの減量)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3R活動のさらなる充実など、幅広い市民の環境活動による地域づくりを支援します。

(5)すべての防犯灯を、明るくて寿命が長く、環境にやさしいLEDに切り替えます。

(6)すべての街路樹を診断し、みどりを保全します。さらに台風などによる倒木を防ぎます。

(7)南吹田地区の地下水汚染の解決に取り組みます。

【 安心安全 】

(1)防災体制の充実強化を図ります。災害用物資を備蓄する大規模な拠点施設を整備し、屋外拡声器を増設します。

(2)地域の防犯カメラ設置に助成し、街頭犯罪の防止を図ります。

(3)救急車・救急隊を増やし、救命率をさらに高めます。

(4)老朽化した北消防署を建て替え、消防力を強化します。

(5)消防通信設備の高度化と効率的運用を図るため、摂津市と共同の消防指令体制とします。

(6)浸水対策として、雨水を貯留できる直径約3メートルの大規模下水道管を整備します。

(7)旧耐震基準(昭和56年以前)の木造住宅を無料で耐震診断します。

(8)児童虐待や女性への暴力の根絶をめざし、「ダブルリボンプロジェクト」をさらに推進します。

(9)認知症の高齢者を地域で見守り、支える仕組みづくりを支援します。

【 健康・長寿 】

(1)多数の医療機関に恵まれた立地を生かし、先進的な予防医療に取り組み、市民がいつまでも健康で活躍できるまちづくりをめざします。

(2)吹田操車場跡地にサービス付き高齢者住宅を整備し、在宅医療や介護の最先端モデルとします。

(3)テレビ電話を使ってスーパーやコンビニから健康相談できる「すいたマチなか保健室」を増やします。

(4)休日急病診療所を恒久的な施設としてリニューアルします。

(5)誰もが身近なところで気軽にスポーツや健康づくりに取り組める環境整備を図ります。(日本一の健康公園、テニスコート、ゲートボール、グランドゴルフ等)

【 産 業 】

(1)企業が他市に移転することなく吹田で永続的に活動し、他市の企業も吹田へ移転してくるような、企業にとって魅力あるまちにします。

(2)市が行う工事や物品の購入は、できるだけ地元業者に発注し、中小企業を育成します。

(3)商店街と連携し、商店街を含むエリア全体の活性化を推進します。

(4)吹田の農作物をはじめとする物産を吹田ブランドとして市内外に広めます。

【 文 化 】

(1)吹田は全国でも有数の「大学のあるまち」です。そのポテンシャルを生かしつつ、産官学が連携したまちづくりを進めます。

(2)大阪府と連携して2度目の大阪万博開催に取り組みます。

(3)老朽化したメイシアターを「文化の殿堂」にふさわしい施設にリニューアルします。

(4)生涯学習の拠点となる地区公民館のリニューアルを推進します。

【 変化・成長 】

変化なくして成長なし。「待ち」の姿勢では「まち」は変わりません。「人・物・金・情報」が集まり、都市魅力あふれる元気なまちをつくります。

(1)吹田操車場跡地
国立循環器病研究センターの吹田操車場跡地への誘致活動が実を結び、平成25年6月、移転が決定しました。また、平成26年6月、同跡地が国際戦略総合特区となり、これを契機に、同センターと吹田市民病院を核として、医療機関や医療系企業の集積をさらに進めます。
同跡地を拠点として、「循環器病予防の象徴」となるまちをめざします。

(2)千里ニュータウン
まちびらきから50年以上が経過した千里ニュータウンにおいて、沿道のにぎわい創出など、まちの活性化を図るとともに、あらゆる世代の定住化を促進します。

<桃山台駅~南千里駅間の沿道の活性化に向けた取組>
桃山台駅と南千里駅を結ぶ幹線道路沿いや駅周辺に、レストランなど生活利便施設を呼び込み、他の地域や市外からも訪れてもらえるような、にぎわいの創出を図ります。

<北千里駅周辺の活性化に向けた取組>
北千里駅前をリニューアルします。あわせて、公共施設(コミュニティセンター、公民館、図書館、児童会館、旧北千里小メモリアル室)を整備し、にぎわいのある地域拠点となるよう取り組みます。

(3)万博公園南側エリア
<吹田市立サッカースタジアム>
ガンバ大阪の本拠地となる国際試合も可能なサッカー専用スタジアムを誘致しました。2020年東京オリンピックのサッカーの試合をこのスタジアムで開催できるよう取り組みます。また、大規模災害時の防災拠点、さらにはイベントの開催など地域交流拠点としても活用します。

<エキスポランド跡地>
水族館や映画館、日本最大級の観覧車など「エンタテイメント」と「ショッピング」の2つの機能が融合した複合施設「EXPO CITY」がサッカー専用スタジアムと同時期に完成します。年間約1700万人の来場にともなう周辺道路の交通渋滞防止などに最大限の取組をします。また、新たなにぎわいと雇用の創出を図ります。

(4)南吹田地域
平成30年度にJRをくぐる都市計画道路と、おおさか東線の新駅が完成します。市南部における魅力あふれる新しい地域拠点を創造します。

(5)千里山駅周辺
駅東側での千里山団地の建替にあわせて進めている道路など都市基盤の整備は平成28年に完成します。今後は、千里山地域にJRとつながる民間バス路線を開設できるよう取り組みます。

(6)関大前駅周辺
関西大学や阪急電鉄、地元商業者等と連携し、駅周辺のまちの再整備に取り組みます。

(7)JR吹田駅周辺
市民、商業者等と協働し、駅周辺をリニューアルします。あわせて、JR吹田駅南立体駐車場の跡を活用し、商業活性化を進めます。

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